ピーターセンの英文ライティング特別講義40は必携の参考書

実践記録
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私は現在、『表現のための実践ロイヤル英文法』でスピーキング、ライティングのための文法を学んでいます。「表現のための~」というタイトルどおり、その目的に適った分かりやすい文法書だと思います。

ところで、この通称『黄ロイヤル』の購入をこれから考えている方には、ぜひとも『表現のための実践ロイヤル英作文法問題演習』『ピーターセンの英文ライティング特別講義40』も併せて購入されることをお勧めします。

私はこれを「黄ロイヤル3兄弟」と呼んでいますが、これらはセットで学習したほうが効率が良いと考えているからです。

今回はこのうち『ピーターセンの英文ライティング特別講義40』について、少し触れたいと思います。

ピーターセンの英文ライティング特別講義40

表現のためのロイヤル英文法に取り掛かる前に読むと効果的

この本の著者はマーク・ピーターセン先生。黄ロイヤル3兄弟に深く関わっていることはご承知の通り。

帯にあるように、この本で著者は「日本人の英語のミスと誤解を鋭く丁寧に解き明かす」ことを目的にしています。

多くの日本人研究者の英語学術論文と大学生の英作文を、数え切れないくらい添削してきたピーターセン先生にとって、今も昔も訂正が必要な部分は大きく変わっていないらしいですね。

つまり日本人が英作文において犯しがちな事は概ね共通しており、この本を読めば予め気をつけておくべき箇所が分かるということです。

この本を読んだ後に黄ロイヤルを学習すれば、重点を置いて学習するべき部分が分かるわけですから非常に効率がいい。これは先に読まない手はないでしょう。

ピーターセン先生は日本人の英語が犯しがちなエラーの主な原因は、中学・高校で習ったはずの英文法を無視している事であるとしています。そのうえで、文法のルール違反が問題というよりも、せっかくの伝えたい事がきちんと伝わらないことが問題であり、もったいないことだよねと言っています。

黄ロイヤル3兄弟は、エッセイ・文法書・問題集と形は様々ですが、そこには上記のピーターセン先生の想いが通底しているため、表現のための文法理解の助けと促進に非常になります。

本自体は薄いので、さっと読めます。ひと通り読んだ後は、黄ロイヤル本編の気になるところから始めれば良いと思います。もちろん黄ロイヤルとこの本はリンクしているため、この本の各講義が本編のどこの章に当たるか示されています。

ちなみに黄ロイヤル本体にもピーターセン先生のコラムが随所に挿入されていて、それがあるのでこの本はいらないんじゃないかという意見もあると思いますが、私は先程も述べたとおり、理解の一層の助けになるので持っておいたほうが良いと思っています。

ところで、やり直し英語組として、まっさらな状態からここまで素直に学習してきた人にとっては、この本で示されている「日本人の妙な英語の使い方」について違和感を覚えることはあると思います。

「こんな表現の仕方、俺でもしないよな~」といった違和感です。これはおそらく受験英語を引きずったまま英語に触れ続けている人と、あらためてまっさらな状態からスタートした人との違いだろうと思います。

例えばこの本でも指摘されている「precious」の使い方。私は勉強をやり直し始めてから英文をたくさん見ていても、この単語を見ることはあまりないんですよね。でもピーターセン先生によると、日本人大学生の英作文では頻出するそうです。最近の若い子も使うのかな?松田聖子世代の私らならわかる気もしますが 笑

というような違和感がいくつかありますが、そう感じられたら、ここまでの学習はネイティブ感覚を上手く取り入れられていると思っていいんじゃないでしょうか。

同じネイティブでも、もちろん表現の仕方は違う

私がネイティブ感覚を取り入れるために学習している本の著者は、このピーターセン先生とスティーブ・ソレイシイ氏ですが、もちろんの事ながら、同じアメリカ人でも英語表現の仕方は異なります。

学習者としては混乱する元となりがちな事象ですが、そこは上手く自分の中で処理していく必要があります。

しかしこの2人から学ぶことは確実に英語上達への道だと思っていますので、両方同時に学んでいくことをお勧めしたいと思います。

ということで、簡単ではありますが『ピーターセンの英文ライティング特別講義40』の紹介でした。

私はこの黄ロイヤル3兄弟をグルグル回すことによって、使える知識がだんだん積み重なってきていると感じています。副次的な効果ですが、文法理解が進んだためかリスニングが以前より楽になったとも感じられています。

信頼に足るシリーズだと思いますので、学習のお供に3兄弟全て揃えてみてはいかがでしょうか?

コメント

アラフィフです。2人の男の子の父親。
英語は全くのダメで、中学英語も覚束ないところから一念発起して再勉強中。目標はたくさんの英語で発信された情報を読み・聞きすること。再び英語をやり直したい方に、手掛かりとなりそうな勉強法などを発信中。

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