大それたタイトルをつけてしまって恐縮なんですが、今回は「瞬間英作文」をどう効果的に自分に適用できるかについて書こうと思います。
これは英会話力を中心に伸ばしていきたいと考える人には向いているのではないかと思います。特に、英会話初級者ではない?でも中級者とまでは言えないよね~という微妙な立ち位置の方には効くのではないかと思っています。
つまり私の事ですけど 笑
要するに実践途上ではあるのですが、そうした立ち位置の方には共感していただけると思いますので、なにとぞご容赦をw
ちなみに今回の話は、オンライン英会話を行っていることが前提となります。もしまだオンライン英会話を契約してなかったら…、とっとと契約してください 笑
おすすめのひとつはキャンブリーでしょうね。
予約なしで24時間いつでも受講可能!【Cambly(キャンブリー)】あ、私はオンライン英会話を再開しました。それについてはまた記事にします。
インプットの量を減らす
さて、初級者でもない中級者でもない、半端な我々にもっとも不足しているのはアウトプットです。
読めばまあ分かる。聞いてもそれなりに分かる。でも発信してくださいとなると、とたんにスムーズさを欠いてしまう。適切な語彙が選べない。知ってるはずのあの構文が出てこない。これってよくあると思います。
特に即興性、クイックレスポンスを求められると言葉に詰まってしまいますよね。
これを改善し、英語運用能力を向上させていくのは一朝一夕では難しいですね。少しずつ着実な積み重ねが必要になる。
じゃあ、どうしようか?
ここで私が最近意識しているのが「大量の知識を詰め込まない」ということです。例えば、これまで1週間に50個の英語表現を覚えようとしていたところを、週2~3個に抑えます。
その代わり、その2~3個の表現を実戦で使えるように、何度も何回も例文を作って体に覚えこませるわけです。
例えば、【not only A but also B】という表現がありますよね。これは誰でも知っていると思います。ネイティブの英文や音声でもよく出てくるので、使われる頻度は高いと思われます。ですが、私は自分の意思でこの表現を声に出して使ったことはあまりなかったんですね。
もちろん、音読やらシャドーイングやらで声に出すことはありますよ。でも自分で英文を作って声に出さなければ、その表現の本当の意味での定着は難しいでしょう。そこで、なるべく自分に身近な例で、この表現を使った英文をたくさん口ずさむことにしました。
これまでなら、この表現は「分かる」として、次の単語なり表現なりを覚えようとしていたところ、そこを立ち止まって、その表現「使える」か?のところまで落とし込んでいくようにしたわけです。
これなら定着率は高まりそうです。
こうして、いろんな知識を短期間に仕入れるんじゃなくて、なるべく知識の定着を図るために極力覚えようとする表現の数を抑えていくことにしたのです。
実はこの考え方は、『Hapa英会話』のJunさんがシェアしてくださっているもので、それをまんまパクリ取り入れたものです。『Hapa英会話』は勉強になります。Junさん、ありがとう。
その考え方の動画はこちら。
さて、実践しなきゃ定着しないのは、中級者であれ上級者であれ同じだと思います。そういう意味では、やることはどのレベルでもそう変わらない。
しかし英会話初~中級者にとっては少し事情が違います。
恐らくこの方法のみに頼ったとすると、全体的に喋る能力が低下してしまう可能性があるんじゃないかと思います。
英会話初~中級者までは、全体的に知識の定着が弱い
これは私だけかもしれませんが、ある小さな表現にこだわって、それにかける時間が長くなってしまうと、全体が疎かになってしまう傾向があります。
木を見て森を見ず、のような状態ですね。
英会話初~中級者の弱点は「全体的に弱い」ことだと思っていて、その状態で小さな表現にこだわってしまうと、全体のことが見えなくなってしまうのだと思います。
例えていえば、家を建てる時、まず全体の骨組みを組んで側を囲ってから内装に取り掛かりますが、その骨組みやら壁がほとんどない状態で内装を整えようとするようなものです。そりゃ無茶な。
全体が疎かというと、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、要は土台がしっかりしてないという事ですね。
極端にいうと、疑問文の作り方を知らない状態で、『pluck something out of the air(適当に言う)』みたいなイディオムを知ったとしましょう。で、その例文ばかり作ろうとしていたら、それは順序が違うでしょう?となりますよね。
一方で ”Which tooth is bothering you?”(具合が悪いのはどの歯?) という表現をスラっとは出てきにくいと感じたとします。でもこれをサラッと流しちゃうと定着しないでしょうね。この “bother” の使い方のように、知っておくと便利な表現は、小さな細かい部分でもあるわけです。こういうところがジレンマなわけですよ。
そこを乗り越えるために大事なのは、大きいところから小さいところへと向かう意識だと思います。
なんのこっちゃ?ですね。
英語における、大から小、森から木って、どんなものでしょう。
たぶんザックリ考えると順番に、
何じゃないかと思います。
中級者以上になってくると、文法・構文・語法がかなりの部分クリアできていると思うのです。実際に喋れる・使えるという意味で。
だから後はわりと些末なところを見ていけばいい。
ところが初中級者はそうはいきません。前半の土台の部分がまだまだ柔すぎる。
したがって単語のある部分だけ、イディオムのある部分だけに時間をかけてしまうと、忘れるんですよ、前半の大事な部分が 笑
そこで使いたいのが、全体把握のための瞬間英作文です。
何のための瞬間英作文かというと、全体を身体に馴染ませるため
瞬間英作文って、あんまりクソ真面目にやるもんじゃないと思っていて(怒られる)、一日一回、体にスイッチを入れるためにやるもんだと思っています。
少し前の記事で、英語学習前の「ウォーミングアップ」として瞬間英作文を取り入れるのがいいんじゃないかと書いていて、それがまさにこういう意味なのです。
つまり英語初~中級者までは、アウトプットとしての文法・構文の力がまだまだ弱い。しかし、それよりは細かい単熟語の使い方・使い分けや口語表現も知らないと、会話がままならない。ところが、細かい表現に引っ掛かるうちに、文法・構文のアウトプット力がもともと弱いため、会話がしばしばストップする…という悪循環を乗り越えていくために、
瞬間英作文で、サラーっと全体的に文法・構文などを撫でておくと、それだけでも随分とその日の英語構成力というか、感覚が変わってくるのです。
あくまでも私調べですよ?笑笑
分かりますかね、この感じ。要は、覚えているはずの基本的な文法・構文をもう一度簡単に復習しなおして、感覚的に思い出させるということです。
あくまでもサラーっとなんで、出来れば分量は少ないほうがいいですよね。かつ中学英語レベルくらいで留めておくと、尚良し。
そういう意味で私の持っている教材の中では『NOBU式トレーニング』が丁度良いですね。おすすめです。
これでも分量多いんですけど、そこは自分で調整しつつね。
これで一日の英語学習のために体を目覚めさせつつ、徐々に細かいところに入ってゆけばよいのだと思います。
それから学んだことを、オンライン英会話で少しずつ試していくわけです。
英会話レッスンあるあるですが、その日、何故かある単語・表現に引っ張られて、レッスン中、ずーっとそれしか出てこないというのがあります。
もっと他の言い回し、表現があるやん!と後から思っても、その場で臨機応変に出てこないんですね。
しかし今回の内容のように、
という事を意識することで、その日の英会話での文章構成は、きっと彩りが出ることと思います。
注意したほうが良いと思う点
瞬間英作文については、初心者が中学英文法をひと通りおさらいした後に行っていることを前提としています。過去記事もご参照ください。
けれども、周りに英語で喋る友人がいないとか、オンライン英会話はまだちょっと…という場合は、いくら瞬間英作文に取り組んでも、スピーキングの流暢性はなかなか得られないと思ってます。会話となると、流れがあります。相手からの思わぬ質問もあります。それに対して頑張って応えたいと思うあまり、文法グチャグチャなんてことは、よくあります。(ありますよね!笑)
そのために瞬間英作文なぞは、あくまでも感覚トレーニングに留めておくべきだと思います。そのうえで、文法・構文はあらためてしっかり勉強して使えるようにしたほうがいいでしょう。
これも過去記事に、使えそうな英会話用文法・構文の教材について書いてあります。
もうひとつ、大量に英単語などを覚えるのは、全体把握という意味で大事です。文法書にせよ単語帳にせよ、最初にザーッと斜め読みして大まかな全体像を掴んだほうが、頭に入りやすいですよね。また読み聞きというインプット学習の時には、この単語知っている!となりますから、大量に一気に覚える方法は大変有効です。
今回はアウトプットを目的とした場合のことなので、少ない量にしたほうが良いという事です。ここは使い分けですね。
そんなことで、しばらくこの流れを続けていきますね。
今回の記事は、完全に実践途上のものです。ですから、そのうち破棄されるかもしれません 笑
まだそのレベルかい!と皆さんに叱られそうですが、いやいやこれでも試行錯誤しながら頑張ってるんですよ~と言い訳しつつ締めたいと思います。
これからはもう少し、苦悩してのたうち回っている様を記事に出来れば幸いです 笑
では。
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