毎日英語学習を続けていると、その日一日、調子がいい日と悪い日があることに気付きます。
調子がいいというのは、自分が思っている以上にスラスラと英語が出てくることです。文法的に合ってるとか間違っているとかじゃなくて、スムーズに発話出来るとか、語彙が思った以上に出るとか、そういう状態です。
その調子の良さが、イコール英語力の伸びにつながっているかは別として、調子が良いと気分が良いものです^^
で、その調子の良さは、その日の英語学習の始めに何をしたか?によるのではないかと、最近は思っています。つまり、一日の英語学習を漫然と始めるのではなく、スポーツを始める前のように「準備運動」がやっぱり必要よね、というわけです。
え?今更なん?という話かもしれませんが、ようやく気付いた気がしますし、もしかするとただの勘違いかもしれませんが、
その日一日を左右する、英語学習を効果的にするためのウォーミング・アップの方法
について書いてみたいと思います。
声に出して脳を活性化させる
ところで、英語学習のウォームアップとか書くと、朝のルーティンと想像されるかもしれませんが、ここではそういうことではなく、時間帯に関わらず学習を始める前に行うと効果的という事を指します。
私はあまり意識してこなかったのですが、これまでは適当に英文を読み始めたり、何となくリスニングから始めたりと、何から始めるかという事にあまり重きを置いていませんでした。
結果としてそれで困ることは無いのですが、それでも調子の良い日と悪い日がある。それは何なのだろうと思い巡らせると、どうもある事を学習の最初にすると、その日は調子が良い気がする。
どうやら、それは2つくらいに絞ることが出来そうです。
まずひとつめ。ちょっとしたことですが、やはり効果があるなと思うのは、
「声に出す」
ということです。
ほんの少しの時間でいいので、英語の文を声に出して言ってみる。ただそれだけで、脳みそがものすごく活性化してることが分かります。脳だけではなく、五感すべてが反応している感覚になる。
これって、「これから始めるぞ」というスイッチを身体に入れているようなもので、これから英語を使うことを身体のあらゆる器官や神経細胞に指令を出して総動員して行う感覚なので、「声に出す」ことをせずに英語学習に入るよりも記憶力や発話などに影響が出ると思っています。
さっきも書きましたが、これはほんの少しでいいと思うんです。ほんの数分だけ、準備運動をするかの如く発話するだけで効果が出てくると思います。
じゃあ、これをどんなふうに行うかですが、単に何かに書かれている英文を声に出して読むのでは、あまりウォーミングアップになりにくそうです。
まずは脳みそにスイッチを入れてあげることが目的なので、いわゆる瞬間英作文的なものが良さそうです。そして、あまり負荷をかけることも逆効果だと思うので、なるべくなら自分にとって少し易しめなものを使うのが肝です。
そんなわけで、使い易そうなのは過去記事にもあります『NOBU式トレーニング』とか、
あるいはNHKラジオの『英会話タイムトライアル』とか。
まあ『英会話タイムトライアル』だと10分間になっちゃいますが、実質の発話時間はそんな長くないと思いますので良いんじゃないでしょうか。
どちらにしても、初見のものじゃなく過去に学習したものを復習する感じで行うと良いですし、とにかく自分にとって少し易しめというのが大事かなと思います。簡単すぎても脳みそを使っている感覚がないと思いますので、そこはご自身で調整していただくのがいいですね。
ちょっと負荷がかかりすぎると思ったら、時間をかなり短めにしてみるとか。
単語集をやってみる
またもうひとつ方法としては、英単語学習を最初に持ってくるのもアリだなと思います。
これもガッツリと行うわけでなく、ウォームアップのつもりでやる。一気に100語とかじゃなくて10語とか。100語じゃ、もはやウォーミングアップじゃないですね^^;
発話とは脳の活性化する部位が違うと思いますが、活性化させることが目的なので、良いんじゃないでしょうか。ちなみに新しい単語を覚えるようにしたほうが、復習よりもアクティベイトしそうです。
単語帳は、なるべく例文が多く載っているものがいいですね。
そんなことで、英文を声に出すことと英単語学習をすることを、一日の学習を始める前のウォーミングアップにしてみれば?という話でした。
お分かりだと思いますが、どちらも受動的ではなく能動的な脳の使い方をすることで、脳の働きを良くして「調子の良さ」をキープしていこうという目論見です。
ウォーミングアップという概念がなかった方は、ぜひ試してみて頂きたいし、いやもっといい方法があるよという方は、ぜひコメントいただきたいです。
では。
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