独学で英語のスピーキングに慣れる方法

初期学習編
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英語やり直し組の私は、専ら独学かつインプット中心の勉強法ですので、スピーキングをどのように伸ばせばよいか、方法が分からない面がありました。

というのは、スピーキングって基本的に、

1.聞かれたことに答える
2.こちらから質問する
3.相手に情報を与える

で成り立っていると思いますが、つまり英会話ですよね。

会話となると相手がいる話です。英語のスピーキングを独学でやるには少し工夫が要りますよね。

よくあるのは英語で独り言を言う、ですね。これについては別記事にしています。

ただ、そこにも書いているのですが、インプット量が圧倒的に少ない私のような初心者・初級者が、いきなりスピーキングをしろといっても、それはちょっと無理がありました。

そこで、やはり”喋る”英語を大量にインプットする仕組みを、何かしら考える必要がでてきました。

どんな方法が良いか?例えば、巷によくある英会話フレーズ集?

悪くはありませんが、本で学ぶには少々骨が折れると思うんです。

”喋る”英語なので、なるべくなら会話をしているふうを感じられたほうが良いだろうと。

口に出し、音が聞こえ、まるで会話の場に立っているような雰囲気を味わいながら練習が出来、インプットが出来る方法ですね。

そういう意味で私が取り組んで良かったのが、NHKラジオの英語講座「英会話タイムトライアル」です。

私は英語のやり直しにあたって、このNHKラジオの各英語講座をひと通りチェックしましたが、ずっと続いたのは英会話タイムトライアルだけでした。

英語学習2年目から始めましたが、おかげで「英語で喋るということ」の多くをここから学べたと思います。

英語のスピーキングは独学でも十分慣れる

英会話タイムトライアルはラジオ講座のなかでも時間は10分間と短めです。

このくらいの長さは集中して聴くのにちょうど良く、ありがたいです。

毎月のテーマに沿って、英会話でよく使う表現を学びます。しかし何かのシチュエーションがあって、そのスキットから表現を学ぶというタイプではありません。

よくありますよね、短い会話文があって、そのなかに今日学ぶ重要表現があって…というパターン。他の語学講座も、英語の教科書も皆このタイプです。

これが果たして効果的か?というと、私はやや懐疑的なんですよね。

英会話タイムトライアルでは、司会のスティーブ・ソレイシィさんが問いかける日本語を、リスナーが英語で表現するという仕組みになっています。

例えばこんな感じです。

「寒いですねぇ」
「暖かいですねぇ」
「いい公園ですねぇ」
「ええ、それに今日は混んでいません」
「気持ちのいい朝ですねぇ」
「ええ、暖かくて気持ちいいです」

こういうのを英語で表現してみてください、というわけです。

スティーブが日本語で尋ねた後、少し間があります。

言えなければどんどん流れていきます。全部で10問ありますから、どこまで言えるかチャレンジです。

私はいつもどう答えてよいか分からず、固まって何も言えませんでした。

だって「~ですよねぇ?」なんて表現、今まで読んだ参考書の、どこにも載ってないですよねぇ?

でもよく使いますよね、こういう表現。英語でも、もちろん表現があるわけです。

こういう普通の会話でよく使われる表現が、番組ではたくさん取り上げられます。

しかも旅行英会話でありがちな、空港でのやり取りとかタクシーでのやり取りなどといった特定シチュエーションではなく、日常生活で汎用性の高いフレーズを厳選して教えてくれるのです。

ひとまず10問終えると答え合わせがあります。そこで表現を学んだら、もう一度復習するチャレンジがあります。

そこでは答えを知っているので、何とか言うことができます。そして恐らく驚くべきことですが、その時、声に出して答えています。

ほとんどのラジオ講座なんて、皆さん聴くだけでしょう?たまに「リピートアフタミー」と言われて緊張感なしに口ずさむだけですよ。

ところが、「これを英語で表現してみて」と言われて制限時間の中で答えさせられると、緊張感のある中で必死で声に出して応えようとするんですよ。義務でもないのに 笑

声に出すって大事ですね。心の中だけで呟いていても実際に声に出そうとすると、思ったとおりに喋れない。日本語でも考えている通りに伝えるのは難しいものですから。

英会話タイムトライアルでは、これを「瞬発力=SPRトレーニング」と呼んでいます。

日本語から英語に訳さないクセを付ける

ここまで聞くと、人によっては「これは瞬間英作文と同じだ」と思うかもしれません。

瞬間英作文も、提示された日本語を瞬時に英語にすることを求められます。

しかしこれは、瞬間英作文とは根本的に違います。

瞬間英作文はいわゆる、和文英訳です。

日本語を正確に英作文することですから、それを瞬間的にやるかやらないかだけのことです。

英会話タイムトライアルでは、日本語で言うところの「よろしくお願いします」は英語でなら何と言う?という、というスタンスです。

日本語で言うこれは、英語ではこういう表現になるのね、ということが学べるのです。

日本語から英語に直すのか、日本語を補助にして英語表現を学ぶのか、の違いです。

私はできるかぎり、日本語から英語に翻訳する方法は取らないようにしています。というか、段々とそういう方向にシフトしてきました。英語脳じゃないですけど、知っているフレーズからチョイスしてくるほうがスムーズに英語表現が出てくるからです。

ただし「これはこういう場面に使える」と理解している英語表現を、たくさんインプットしておく必要がありますが。

英会話タイムトライアルをどうやって聞くか

英会話タイムトライアルはNHKラジオの語学講座なので、放送時間に合わせて直接聞くしか方法がない、かというとそうでもありません。

「NHKゴガク」というサイトもしくはアプリなら、前週分をストリーミングで聞く事ができます。

ただしこれでも、前週以前のものはもう聞けません。できれば放送をダウンロードして何度も聴ければ練習になります。そういう方法は無いのかというと…あります。

こちらの「ラジリンガル」というサイトからソフトをダウンロードして使用すると、好きなNHK語学講座をダウンロードできます。※ただしストリーミング公開中のものに限ります。つまり前週分の放送を今週中にダウンロードするということです。ですので毎週実行してください。

おかげさまで、私は車内で何度も繰り返し聴いています。

放送の構成にも少し触れますね。

英会話タイムトライアルでは、週の前半に様々なフレーズ・英語表現が紹介されます。これについては、ここまでに書いたような内容です。

週の後半は、それらを使って「対話カラオケ」というものを行います。ラジオの向こうのスティーブと模擬会話を行うわけですね。

さらに月の後半では、「スキルテスト」と称して模擬会話の応用を行います。

初級者、初中級者にとっては、この対話カラオケとスキルテストは物凄くハードルが高いです。

制限時間の中で模擬会話を成立させようとすると、日本語で考えて答えていたら遅いですが、インプット量の少ない私たちにとっては、そもそもどう表現していいか分からない。

ですから、初級者、初中級者のうちは、この対話カラオケとスキルテストは飛ばして、とにかくフレーズのみストックしていくようにすることをおすすめします。

1年くらい続けると使えるフレーズのストックも貯まりますし、他のいろいろな表現も学んでいることでしょう。自分の中で十分に表現が蓄えられてきたなと思ったら、応用編にチャレンジしてみたらいかかでしょうか。

ソレイシィ氏の書籍も合わせて使うとベスト

スティーブ・ソレイシィさんは、英語学習の書籍もたくさん出版されています。はっきりいうと、全て英会話タイムトライアルの内容と被ります。

しかし、出てくる英語表現のどれもこれもが、”喋る”ための足掛かりとなるようなフレーズばかりです。

面白いですね。そこに対してとてもこだわりが見えます。確かに、スティーブの方法で何もかも英語で喋れるわけではありませんが、英語で”喋る感覚”に慣れさせてくれることは間違いありません。

だってごく普通の日常で使う言葉から学べるのですから。普段、日本語で喋っているような感覚で英語を使うので、違和感がないのです。

英語表現を学ぶ、といいながら、実は文法事項ばかり学んでたとしたら、表現の感覚、スピーキングの感覚が磨かれないですからね。そういう講座のなんと多いことか。

NHKラジオ講座では、1年掛けてそれを学んでいくわけですが、書籍も同等の内容なら、それも合わせて使うことで相乗効果は出るはずです。

私はラジオの学習から1年経って書籍の存在に気づいたので 笑、もっと早く気付けば良かったと思います。

書籍はどれもサーっと読んでいけますが、何度も何度も繰り返し復習して身に付けたいですね。

下の4冊はひとつのシリーズもので、ラジオ講座の内容に良く合っています。また私たち初級・初中級者に適した内容になっていると思います。

1年続ければ、確実にスピーキングがレベルアップしていること間違いなしです。

コメント

アラフィフです。2人の男の子の父親。
英語は全くのダメで、中学英語も覚束ないところから一念発起して再勉強中。目標はたくさんの英語で発信された情報を読み・聞きすること。再び英語をやり直したい方に、手掛かりとなりそうな勉強法などを発信中。

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