やり直し英語初級者は何時どの英単語帳を選ぶのが良いか

初期学習編
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やり直し英語組の私は、20年以上英語から離れていたわけで、当然のように英単語は空っぽの状態でした。

日本にいても日常的に触れる単語、例えば”come”とか”go”とか、これらが「来る」「行く」程度のレベルで分かるものは、かろうじてありました。

単語が分からないと、読む以前の問題として大きな壁になりますが、やり直し始めてすぐは英単語帳は買わなかったんです。

何を買っていいか分からなかったんですね。

それまでに勉強していた英文法の本やオーディオブックスなどに含まれているような単語のみ学ぶという感じでした。

この時点では辞書すらも購入していませんでしたので、詳しく意味を調べることもなかったと思います。

ここまでは文法を学ぶことと、音を聴いて耳を慣れさせることに重点を置いていました。

文法がひと通り終わった段階で、単語帳を物色し始めました。

単語帳といっても色々ありますので、何が私にとって良いのか全く分かりません。色々情報を検索していても、今ひとつしっくりきませんでした。

ただひとつ言えるのは、私が高校時代に使ってたような単語帳だけはやめておこうと。あれはとてつもなくつまらなかったので 笑

私が実際に選んだ英単語帳

けれど本当に世の中にはたくさんの単語帳があるのですね 笑

もう選ぶのが面倒だと思い、物色するのはやめて、某有名Youtuberさんのお勧めする『core1900』を購入することにしました。

2017年の5月頃のことです。

この『速読速聴・英単語シリーズ』は、長文を読み聞きする中で、必要な英単語を覚えるタイプのものです。どういう文脈の中でその単語が使われているかを、読みながら・聞きながら体感していくことで、より効率的・実戦的に覚えることができるとされています。

結果として私はこのシリーズが大変気に入りまして、現在は3冊所有しています。

レベル順に『Daily1500』『Core1900』『Opinion1100』です。

ただ当時の私のレベルからいって、Core1900はあまりにも難しかった。取り組み始めたものの、英文のレベルの高さに参ってしまいました。

これでは続けられないと思い、すぐさま、その下のレベルのものを選ぶことに決めました。

正直、もっとも初級の『Basic2400』が自分には相応しいと思いましたが、書店に在庫がなく『Daily1500』にしました。

英文レベルはCore1900と比べてグッと楽になりましたが、それでも当時の私にはまだまだ手強い内容でした。

ところが結果として、中途半端に手を付けてしまったCore1900を放り出してこちらに取り組む事が、私の勉強の流れを混乱させる事につながりました。

そこで、まずはCore1900の第一部をやりきることを優先し、Daily1500は車内でCD音声を聴く使い方に専念させました。

Core1900はニュース記事を題材にしており、収録音声も終始淡々としたトーンです。

それに対しDaily1500は、デイリーと銘打っているだけあり、日常生活に様々転がっている題材を収録しています。

例えば日常会話、ブログ記事、ラジオ、広告、ウェブサイト、メール、スピーチ、レシピ、電話など実に多種多様です。

それらの音声はとても抑揚に飛んでいて、実際に話される英語らしく、聴いていて楽しいのです。

ですから、車内で浴びるように聞くには、とても良い素材だと思います。

さて、Core1900を何とか一回読み終えた後、リアルな英字新聞を読んでみました。以前もお伝えしましたが、ニューヨークタイムズとかワシントンポストですね。

するとどうでしょう、おお!これはCoreに出てきたやつだ!これもや!こいつもや!とばかりに、学んだ単語が出てきます。そして以前よりもずいぶん楽に読めていることに気がつきました。

一気に視界が開けるというか、グン!と英語が身近に感じられた瞬間です。

やっぱり単語って大事なんですね 笑

今から学ぶなら、どの単語帳を選ぶか

Core1900をやったおかげで、英単語力だけなら、私は英検準1級レベルになってしまいました。これはこれで良かったと思ってます。

ただその代わり、どこか基本単語に不安を抱えています。不安というのは主に、基本動詞の使い方に習熟できていないという不安です。

私はこの基本動詞をどう使うかは、英語の中でかなり重要ではないかと思っています。英文を組み立てる中で、幹になる部分だと思います。

もし当時に戻って、あらためて単語帳を選ぶとしたら、基本動詞を含む基本単語をしっかり身に付けられるものにしたいなと思います。

実際私は不安がありましたので、あらためて英検3級レベルの単語帳から取り組んでいます。

なぜ英検の試験用単語集なのかというと、英検の各級別に分けられているので、どの単語がどのレベルなのかが分かり易いからです。

ちなみに英検3級は中学卒業程度、英検準2級は高校中級程度とされています。

英検2級以上の単語集になると、DailyやCoreと同様に、やや応用編というか、語彙を豊富にしていく段階に入ります。

けれども英検5級から準2級くらいまでは、基本単語を収録していますので、「基本単語とはどういうものか」が分かります。

これが私たちやり直し英語組みにとって、非常に大事なんですよ。

例えば、英検3級の基本動詞です。

こんなの余裕だよ、で済ませちゃいけません。これらを自在に操って英文を作れますか?

熟語も掲載されています。

そして、英会話表現まで載っています。

これならどの程度の熟語・表現がどのレベルにあって、身に付けておきたいものかが見当がつきますね。

『速読速聴・英単語』シリーズと違い、文脈の中で覚えるタイプではなく、簡単な例文が載っているに過ぎません。また基本単語は取り扱っていますが、辞書のように詳しいわけでもありません。

しかし、これらをパラパラめくっていく中で、自分が抜けのあるものを確認したり、これは基本単語の扱いなんだという確認を得たり、そういうふうに使えるのではないかと思います。

実際、ほとんどの単語は日本でもカタカナ英語として受け入れられているものですし、難しいということはないと思います。

まずは基本単語を網羅した単語帳を選ぼう

繰り返しになりますが、私は基本単語の抜けを感じていましたので、あらためて上記の単語帳に取り組んでいます。

やり直し英語初期は、これらの単語帳を使っていき、その後『速読速聴・英単語シリーズ』などにつなげていくと、スムーズになるのではないかと思います。

英検4級以下用はちょっと易しすぎたり上の級とダブりが多かったりします。

英検3級、準2級用は本当にオススメです。

私が買ったのは学研さんのものでしたが、旺文社さんからも出ています。どちらもテイストはよく似ています。お好みで選ばれると良いと思います。

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アラフィフです。2人の男の子の父親。
英語は全くのダメで、中学英語も覚束ないところから一念発起して再勉強中。目標はたくさんの英語で発信された情報を読み・聞きすること。再び英語をやり直したい方に、手掛かりとなりそうな勉強法などを発信中。

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