私が本格的に英語学習に取り組み始めて、まず最初にしたことは次の3つでした。
1.文法
2.リスニング
3.発音
このうち特に発音は最初にやっとかないと後々困ると、いろんなサイトに書いてあります。で、それはその通りだと思って取り組みました。
その勉強法ですが、やはり今時はYoutubeがあるので、動画で観るのが分かりやすいですね。
皆さん有益な動画を挙げられているので、本当に頭が下がります。
発音に関しては、ネットで文字からも情報を得つつ、動画を最大限利用することで、みるみる良くなると思います。
私は英語力そのものが中学生レベル以下でしたから、発音も当然のようにメチャクチャで、とりあえず巻き舌にすればいいんだろうくらいのものでした。
しかし2年ほど経って、オンライン英会話を試してみたところ、講師から褒められたりしましたので、随分改善できたのだろうと思います。
私自身、決して発音が上手いとは思いませんが、それは初期にある程度やっておいたお陰かなと思います。
英語の発音練習のために役立つ動画
というわけで、私が発音練習のためにお世話になった(or現在もなっている)動画を貼り付けておきます。
まずは『英語ネイティ部』というチャンネルです。若いお2人の掛け合いがぎこちないですが、微笑ましい。本当の初期にお手本にした動画です。
アップされている動画の本数は多くありません。子音の紹介などもありませんが、右の女性が帰国子女で、紹介も丁寧です。これを観ながら練習したことで感覚が掴めました。
もう更新は無さそうですが、最初の取っ掛かりとして、とても良いと思います。私は大変お世話になりました。
次は『Yumi’s English Boot Camp』のユミさんです。
英語Youtuber界の発音女王といえばこの方だろうと勝手に思ってます。
観ると分かりますが、80年代を彷彿とさせるというか、世代もたぶん近い(と思います)ので、親しみを込めてユミ姐さんと勝手ながら呼ばせてもらっています。
頻繁に発音やリスニングに関する動画をアップされていますが、学ぶところが本当に大きいです。
とりあえずアップされてる動画を全部見るくらいの感じでいくと、発音についてはかなり良くなるのではと思います。いろんな知識もつきます。
海外のものでは『Rachel’s English』のレイチェル先生。
こちらはもちろん全部英語なんで、リスニングできないと何言ってるか意味分かりませんが、それでも絶対観るべきです。英語のリズム、アクセント、リダクションなど、多くの事が学べます。ついでにボキャブラリーもつきます。
ちなみにリスニングできなくても、何が言いたいのかは分かります。動画の良いところですね。なので大丈夫です。
発音については「フォニックス」というものがありますね。英語圏の子どもが学ぶ、つづりと発音のルール関係を示したものです。
「A」にも「ア」と「エィ」の読み方があるように、アルファベットと音の関係にしっかり馴染んでおくことも発音を理解するうえで大事ですね。
『あいうえおフォニックス』チャンネルは、そのあたりのことから学べます。
アニメですが、しっかり構成されているので、かなり分かりやすいと思います。
あとは言わずと知れた大御所『バイリンガール英会話』のチカさんです。
当然ですが、すばらしくかつ綺麗な発音です。
下記動画はiPhoneのsiriを使った発音チェックの動画です。
私もsiriに発音をチェックしてもらうのは現在も続けていますが、siriは本当に厳しいです…。
最初の頃、siriに「water」の発音を聞き取ってもらえたとき、物凄く嬉しかったことを覚えています。
以上、5つほど挙げてみました。
私が発音動画を検索し、練習し始めたのは2017年始め頃ですが、その当時と比べても発音に関する動画はどんどん増えていると思います。あとはお好みでどうぞという感じです。
英語発音を体系的に学ぶなら書籍
発音は動画で見るのが分かりやすいですが、体系的に知識が整えられているわけではありません。
そこで発音の全体像を体系的に知ろうと思うと、書籍に頼ることになります。
発音関係の本ですから、音声や動画は付いています。Youtube等で見るより地味目になると思いますが、やっぱり1冊は持っておいたほうがいいかと思います。
ちなみに私はこちらの1冊のみ持っています。
ジュミック今井さんの『フォニックス発音トレーニングBOOK』です。
体系的か?といわれたらアレですが、私はフォニックスが重要だと思っているので、こちらにしました。
一見ポップなこちらのCD音声は、私のように車内で聴き流すには少し馴染みにいです。
おそらくテキストを見ながら音声を聴くのがベストで、しっかりと座学で行うのが良いようです。意外と骨太です。
前半の、一字つづりの子音と母音で終らせてしまう方が多いかもしれませんが、母音のペアくらいからが本当に大事になってきます。
しっかり口の形を作って声に出すことをしないと、気がつくと口先だけのカタカナ発音になっています。
それでは英語らしい音にはならないでしょうね。私も今さら気づいて、あらためて練習中です。
私が持っている発音本はこれ1冊です。これだけでも十分だと思いますが、ここからは、もしこれから買うならこの中から選ぶだろうと思うものを、さらーっと列挙しておきます。
英語の音に対する口の開け方、舌の位置などを知りたい場合は、下記2冊があれば良いかなと。
文章としての英語のリズム、イントネーションを学びたい場合はこちらが良いと思います。
あとは、『American Accent Training』 かな~。
英語の文章レベルの発音練習について
発音が良くなる、特に文章でのリズム、イントネーションにも習熟してくると、リスニング・スピーキング・リーディングの全てによい影響を与えるのは間違いないです。
この記事に上げたような母音や子音の発音をひと通り練習した後は、手持ちの英語学習本のCD音声などを使って文章全体の発音にも取り組まれたら良いと思います。
私は、そこそこまとまった英文があるテキストを使っていました。
掲載されている英文は、ひとつあたり大体30秒~1分前後。その英文が流れるのに合わせて自分も音読します。
これがなかなか難しいです。英語のリズム感に翻弄されます。
これを何度も何度も繰り返し、時には録音もします。同じ英文を何回も繰り返してくると、それなりにリズム感が合ってきますので、お試しください。
ちなみによく「自分で発音できない音は聴き取れない」と言われますよね。
これについては、「実際に発音できることと、リスニングできることは別」と私は思います。
リスニングについては、発音の仕組みを理解し、その音をよく聞く。そしてたくさん聞く事によって分かるようになってきます。現時点の私の発音とリスニングレベルを考えると、そうなります。
なので、初期学習段階で、あまりそこに神経質になる必要はないかなと思います。気には掛けておいたほうがいいですが。
ただし、リスニングとスピーキングのさらなるレベルアップを目指していくには、自分の発音を向上させていく必要があるんだろうなと感じています。
私自身、発音はまだまだ実践の過程なので、そこで得られたことは、また記事にしたいと思います。
以上、学習初期に参考にした発音動画、書籍でした。
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