今さらながら、2020年の英語学習戦略を立ててみた

実践記録
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もう3月なんですが、今年の英語学習に対する戦略を立ててみました。実は昨年後半ごろから、何を目標にやっていくかとか、どういう方向性で学んでいくかといったことが、随分ボンヤリしてしまって、目的を見失っていたのです。

ところが、最近記事にしたように、NHKの英語力測定テストをまた受けてみたり、スタディサプリENGLISHの新たなコースに申し込んでみたりすることで、少し見えてきた部分がありました。

これまでの学習の大きな流れでいうと、弱点だったリスニングを鍛えるという方向性で進んできましたので、これをさらに推し進めて、例えばTOEIC L&R で満点を目指していくことも方向性としてあり得ました。しかし、例の英語力測定テストを受け、結果がCEFRのB2レベルと出て、少し考えるところが出てきたのです。

CEFRではB2レベルは次のように定義されています。

自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる。

(出典) ブリティッシュ・カウンシル、ケンブリッジ大学英語検定機構

ネイティブと緊張しないで普通にやり取りができるくらい…なわけがないので、ここはどうでもいいんです。それよりも、

「幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる」

そんな力、ないです。(今のところ)

だから引っ掛かるのです。このまま聞く&読む系のスキルだけ上げていっても、発信系の能力を上げていかないと、かなりいびつな英語運用能力になってしまう。自分の中では、それはあまり合理的な選択とはいえないと判断しました。

そこでです。今年の学習戦略はスピーキング能力の開発・向上のためのものに重きを置くこと。特にその指標として、CEFRのA2-B1レベルの発信力がしっかり身に付くよう取り組むことを目標にしました。

CEFRを目標の基準に取り込むと学習しやすい、たぶん

恐らく多くの人は、英語学習の一定の成果基準をTOEICの得点とか英検の級などで判断していると思います。これはこれでって話なんですが、多くのテストがCEFRを共通のフレームとしてきているのをみると、学習者側も、もっとこのCEFR基準で物事を見たほうが良いかもしれません。

さて、よく言われている(かどうかは知らないが)ように、ノンネイティブでC1レベル以上はもはやネイティブと遜色ないレベルだとされているらしいので、ひとつの到達点としてB2レベルを目指すのが現実的な目標になると思います。

そのなかで、A2~B1レベルは英語学習者のボリュームゾーンになると思います。いわゆる初中級~中級者くらいまでを含むのでしょうか。NHK英語講座のCEFR対応表をみると、このレベルにあたる講座が非常に多いことが分かります。世の学習教材も、ほとんどがここに当たるでしょう。

中学英単語タイムアタック!
30秒の間、ランダムに出題される、英単語クイズに何問答えられるか挑戦しよう!

言い方を変えると、このレベルの人々は良いカモにされているとも言えるわけです。何年も貢ぎ続けてもモノにならないかもしれない。

けれども別の言い方をすると、このA2~B1レベルというのは、その人の英語の基礎を形作るものだとも言えると思います。

もしかすると、あるテストを受けるとたまたまB2レベルと判定されるかもしれない。でも本当は、A2~B1レベルの力が不足しているのかもしれない。もっと長い時間をかけて、そのレベルの力をつけるべきだったかもしれない。土台のぐらついた上に家を建てているのかもしれない。

A2~B1レベルは、自分の中では、そのような英語の基礎の豊潤さを感じる部分があります。ここをもっとしっかりやるべきなんじゃないかと。

で、さっきのNHK英語講座のCEFR対応表をみると、英会話タイムトライアルがA2-B1レベルです。

あれでA2~B1レベルなんですよ。

うそやん、全然できてまへんでって話です。恐らくあの講座を「楽勝っしょ」などと言える人はほとんどいないと思う。これだけでも、A2~B1レベルの懐の深さを感じるってものです。

そこで、あらてめてA2~B1レベルの力を付けようと。特にこのレベルでの発信力をしっかり身につけようと思います。

では、CEFR A2レベルの発信力はというと、

簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に応じることができる。

次にB1レベルの発信力は、

身近な話題や個人的に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる。

と定義されています。

この定義については、まだまだこれでも曖昧です。ですので、もっと細く噛み砕いて定義していければと思いますが、いずれにしても、これが楽に発信できるようになることが目標となります。

スピーキングレベルでA2~B1レベルってどれくらい?

ちなみに、このスピーキングレベルがどんなものかという客観的なものがあればとても分かりやすいのですが、英検のサイトにまさにピッタリのものがありました。

“グローバル人材”ってどんな人? 動画で比べる!! スピーキングテスト | 公益財団法人 日本英語検定協会
英検、BULATS、IELTSのスピーキングテスト(面接)を動画でご紹介。CEFRのレベルを目安に、グローバル人材の英会話力、英語によるコミュニケーションレベルを体感していただけます。

示されているのはB1レベル以上ですが、これを見ると、「ああ、B1レベルでこれくらい話すことができればいいのね」というのが分かります。

ちょっと英検は出来すぎですけどね。IELTSのところを見ると程よくリアルだと思います。

さあこれで、戦略が決まりました。今後のあらゆる行動が、これに向けて収束していくことになると思います。

もちろん、その過程で変化はあるかもしれませんが、まずは目標ができてスッキリです!

では。

コメント

アラフィフです。2人の男の子の父親。
英語は全くのダメで、中学英語も覚束ないところから一念発起して再勉強中。目標はたくさんの英語で発信された情報を読み・聞きすること。再び英語をやり直したい方に、手掛かりとなりそうな勉強法などを発信中。

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