さて2020年に入りました。
今年は東京オリンピックがあり、かつてないほどに様々な国と地域から訪日する外国人の数が増えるでしょう。それは私のような首都圏からはるか遠いド田舎に住んでいる者にとっても、恐らく全くの無縁ではいられなくなるはずです。
では、この変化する年を迎えてどう行動するか、なんですが、
実は昨年後半から、「英語を使って」何かを学ぶということを始めています。
具体的には、『edX』というサイトを使って、自分が興味・関心があることをアカデミックに学んでいるという具合です。
edXとは、いわゆる「MOOCs」と呼ばれるオンライン学習サービスのひとつですね。ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学が共同で立ち上げて、カリフォルニア大学バークレー校、日本からは京都大学など、世界の名だたる一流大学が参加しているサービスです。
自宅に居ながら、しかも無料で一流大学の講義が受けられるということが、とてつもなく大きな利点です。ハーバード大学の授業を私が受けることができるなんて、少し前までは全く想像できなかったことです。
ですが、このような「教育・知識を広くあまねく低廉に」という理念自体は古くからあったわけで、インターネットのような技術の発展が、それに対する障壁を限りなく低くしてくれている、というわけですね。素晴らしい。
さて、edXのサービス(講義)がどんなものかは、実際に登録して見てもらうのが一番なんですが、ざっと説明すると、
学べるコースがかなり豊富です。記事執筆現在でも5,000以上(!)あるようです。どんな分野があるかというと、
建築、芸術文化、コンピューターサイエンス、生物化学、経済金融、教育、エンジニアリング、倫理、環境、栄養学、健康、歴史学、言語学、法律、文学、医学、数学、物理学、哲学、社会学、音楽などなど、本当に多岐にわたっています。
この中から自分の好きな科目を選ぶも良し、リベラルアーツよろしく、大学時代に出来なかったたくさんのことを学んで教養人を目指すも良し、自由に選ぶことができます。
ひとつの分野の中でもかなりたくさんの講義があり、選ぶだけでも大変ですが、それが楽しみでもあります。
さて、ひとつの講義はだいたい2~3ヶ月で学ぶようにプログラムされており、ほとんどの講義は1週間当たり3~5時間を費やす程度に設計されています。ほとんどは動画を観て学ぶことになりますが、ひとつひとつの動画は決して長くはありません。
オンライン上にある講義を自分のペースで好きな時に学習することができるのですが、一応、受講期限がありますので、それまでに終わらせてね、という体になっています。(受講期限がきた講義も時間を経て再び開講したりします)
無料で受講できますが、少しお金を出すと修了証明書が貰えます。またお金を出すことで、講義の宿題を提出できたりもします。ただ講義を観るよりも、より参加している・学んでいる感が出てきます。
修了証が出ることで、ご自身のキャリア形成をしていく際にも、それが有効に働くかもしれませんね。ひとつの講義あたり概ね5千円~1万円前後で修了証が出るので決して高くはありません。(私は有料で講義を受けたことはないですけどね笑)
ちなみに、多くは学部生レベルの講義で、修士コース、専門家コースのようなものもあります。
さてさて、どうですか?ちょっとやってみようかなと思いましたか??思っていただけたら嬉しいですが笑
英語の学習をしながら、学ぶということ
しかしひとつ注意があります。
私のようなレベルの英語力で学ぶ場合は、あまり量が多くない講義を選ぶのがいいですね。
実際、講義には英語字幕があり、字幕の文章もページ上に掲載されていたりダウンロードもできます。しかしやはり大変です。大変なのです。
分からない単語はたくさんあります。その分野の専門用語もたくさんあります。いかに入門編の講義といえど、やはり専門的な内容です。それを決してスラスラと聞き取れないリスニング力で勉強をするのは、やっぱり大変ですよ。
なので、負担を大きくしないためにも、最初の頃はなるべく軽めの講義を選びましょう笑
とはいえですよ、英語の学習のための学習を続けるよりは、ある程度学習が進んだら、自分が本来英語を使ってやりたかったことにさっさと挑戦したほうが、人生にとって有意義だと思うんです。
学びたいものであれば、しんどくても辛くてもやりますからね。講義を聴きたいんだったら、やっぱりやりますよ。英語の学習も併せて続けつつも。
ところで実際に講義を受講してみると、やはりレベルの高さを感じます。レベルの高さというのは、講師のプログラムの組み方や質に関して感じることです。
オンライン学習プログラムという特性にマッチした動画作り、喋り方、分かりやすさなどが、日本の大学でイメージする講義とは全然違うと感じます。英語圏特有の、シンプルな表現の中に深みを感じさせる内容になっているなと思います。
また情報の質がやはり違うのではないかとも感じます。日本ではまだ紹介されていない概念などがあるようにも感じますので、そこがやはり英語で学ぶことの大きな利点でもあります。
などと偉そうなことを言っていますが、私もほんの少し受講しただけですので、まだまだこれからです。皆さんも興味持たれたら一緒に学んでいきましょう。
このオンライン学習サービスはedXだけでなく、様々あります。例えば、スタンフォード大学が立ち上げたCourseraなど。そのへんは「オンライン学習サービス 海外」などと検索すると、様々なサービスを紹介したサイトが見つかるので参考されると良いのかなと思います。
私は専門性を深めるのはもちろんのこと、やはり教養人でありたいと思います。教養人であるという事は、物事から自由になる力を手に入れられる事であると認識してます。日本語でそれを深めていく事は勿論重要ですが、せっかくなら英語を使っても同じようにしていきたいですよね。
では!
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